

インドでオンラインデートアプリのTinder Indiaが展開したのは、元恋人との思い出の品を実際にトラックに放り込んで処分できるという、なんとも斬新な「Ex-press Disposal Truck(感情的荷物処理トラック)」。
このカラフルなピンク色のトラックは、プレゼントや手紙、忘れられない思い出の品を捨てることで、新たな一歩を踏み出すことをユーモラスに提案しています。
過去を捨てて新たな一歩を! Tinder Indiaの“感情のゴミ収集車”
Tinder Indiaが展開する「Move On(前に進もう)」キャンペーンの一環として、EX-PRESS DISPOSAL TRUCKが登場しました。このトラックは、過去の恋人にまつわるアイテムを実際に“ゴミ”として捨てることで、前を向くきっかけを提供するユニークな企画です。
捨てられるアイテムは、元恋人のパーカーや手紙、プレイリスト、ぬいぐるみなど、何でもOK。心の整理とともに物理的にもスッキリさせる“断捨離”を、Tinderは街中で実践させてくれます。
心の傷は目に見えません。しかし、それを「目に見えるゴミ」に変えることで、不思議と前向きになれる心理を巧みに突いたこのトラックは、現代的な“移動型セラピー”とも言えます。
このトラックは、ただのプロモーションカーではなく、実際に失恋アイテムを回収してくれる“感情のゴミ収集車”なのです。
色とりどりの“恋愛の残骸”が積まれたTinderのピンクトラック
街角に現れるこのトラックのビジュアルもまた、目を引きます。車体はTinderのブランドカラーである鮮やかなピンク一色で、側面には大きく「EX-PRESS DISPOSAL TRUCK」と書かれています。運転席側には「TRASH IT!(ゴミに出そう!)」という力強いメッセージと、ハートをゴミ箱に捨てるイラストが描かれています。


さらに、後部には赤い三角のCautionマークがあり、「Emotional Baggage Inside Handle With Care(感情的荷物、丁寧に取り扱って)」という皮肉交じりの注意書きが添えられています。蓋を開けると、「COLD MEMORIES(冷たい思い出)」という文字が大きく書かれ、内側には実際に回収されたぬいぐるみや服などが無造作に積まれ、色とりどりの“恋愛の残骸”が…。


( 画像出典: officialsocialsamosa | Instagram )
一見ポップでかわいらしい印象を与えますが、その裏には“心の浄化”を促す深いメッセージがしっかりと伝わるビジュアルとなっています。
関連情報
SNSでは、「なんてクリエイティブな発想なんだ!」という称賛の声や、「私には捨てるものすらない、あいつは何もくれなかった」「心からどうやって出すの?」といった皮肉やジョークが飛び交っています。
Tinder Indiaの調査によると、インドの若者の82%が「恋愛においてメンタルヘルスが最優先事項」と考えており、77%が「自己ケアや境界線を決して妥協しない」と答えています。
このキャンペーンは、“セルフケア”と“ユーモア”を同時に提供し、新しい世代の価値観を反映した企画と言えるでしょう。
( 情報・文出典: The Internet News24 )
( 情報出典: One Hoodie at a Time )
恋愛に関連するユニークなキャンペーンでは、恋人に裏切られた経験を“証人付き”で申告するとワッパーがもらえる、バーガーキング・ブラジルの「Corno Drive-Thru」も紹介しました。恋愛の傷も笑って癒す大胆な企画です。


また、バレンタインのマーケティング予算をすべて“おじさん”のデート支援に投入し、バレンタインデーを「終わらせる」キャドバリー5スターの「Destroy Valentine’s Day」キャンペーンも紹介しました。知っているおじさんを推薦することができ、推薦されたおじさんには「デート手当」が支給されます。さらに、推薦者も報酬が与えられます。


Tinderに関連する話題では、英国Tinderの実際に「ブリジット・ジョーンズ」という名前を持つ女性が登場し、彼女の恋愛の旅をSNSでシェアするというユニークな試みも紹介しました。


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