

アメリカのファストフードチェーン、ウェンディーズが、Netflixの大ヒットドラマ『ウェンズデー』と手を組み、「Meal of Misfortune(不幸の食事)」を2025年8月に発売します。
このメニューは、ウェンズデー・アダムスのダークで皮肉な世界観を反映したもので、「痛みこそが私のレシピ(Pain is my recipe)」というキャッチフレーズが印象的。見た目も味もミステリアスな遊び心に満ちています。
ウェンディーズとウェンズデーが贈る新メニュー「不幸の食事(Meal of Misfortune)」
このメニュー、まず名前が普通じゃありません。「ハッピーセット」ならぬ「不幸の食事(Meal of Misfortune)」。
『ウェンズデー』の主人公、ウェンズデー・アダムスが考案したという設定のこのメニューは、通常のファストフードとは真逆のコンセプトで構成されています。


( 画像出典: The Wendy’s Company )
セット内容は以下の通りです:
- Rest in 10-Pieceナゲット
- Cursed & Crispyフライドポテト
- Raven’s Bloodフロスティ(バニラフロスティ+ダークチェリーの渦巻き)
- Dips of Dread(4種の謎ソースからランダムに2種)
すべてがカスタムデザインのパッケージに入っています。
目を引くのはそのビジュアル。メニューだけでなく、クリエイティブな表現全体にウェンズデーの魂が宿っています。ミールボックスに印字された「THERE’S NOTHING HAPPY ABOUT THIS MEAL(この食事にハッピーな要素は何もない)」という皮肉なキャッチフレーズは、ウェンズデーのキャラクターそのもの。フライドポテトやチキンナゲットの容器も、ウェンズデーの象徴的なブラックとグレーのストライプや、彼女が通うネヴァーモア・アカデミーの制服を思わせるパープルとブラックのストライプで彩られています。
さらに、専用の「Spoon of Gloom(悲哀のスプーン)」までついてきます。この紫色のスプーンには墓石のイラストがあしらわれており、もはやここまで来ると小道具のようです。
細部にわたるこだわりが、ウェンズデーの世界観をさらに深めています。
正体不明のディップソース「Dips of Dread」は全4種類
このコラボの最大の仕掛けは、正体不明のディップソース「Dips of Dread」です。全4種類あるものの、一食につき2つがランダムで付き、どれが出るかは完全に運任せ。パッケージには中身の表示がなく、見た目からは判別できません。
ソースの正体は以下の4種です:
- You Can’t Hyde: スパイシーなケチャップ風味。
- This Will Sting: 甘さと辛さのバランスが良い。
- Grave Mistake: グレーの色合いで、最も辛い。
- Nowhere to Woe: スパイシーなマヨネーズ風味。
それぞれの名前は、ウェンズデーのストーリーにリンクしており、特に「You Can’t Hyde」はシーズン1の重要な怪物「ハイド」にちなんでいます。
この仕掛けにより、1回食べるだけではコンプリートできない仕様となっており、リピーターを自然に誘う、まさに「食のトラップ」と言える設計です。
ウェンディーズの公式アカウントもウェンズデーに変貌
今回のコラボにあわせて、ウェンディーズ公式アカウントのプロフィール画像も”変化”しています。


( 画像出典: Wendy’s 🍔(@wendys) / Instagram )
赤毛の笑顔のウェンディではなく、ウェンズデーを思わせるキャラクターが、紫の輪で囲まれて描かれています。さらに、キャラクターの上部には「PAIN IS MY RECIPE」というフレーズが添えられています。
ウェンズデーのダークな魅力が、ウェンディーズのブランドに新たな息吹を吹き込んでいます。
関連情報
現在、この「不幸の食事」は、アメリカ、カナダ、プエルトリコ、バハマ、グアム限定で、2025年8月4日から順次発売予定。Netflixの『ウェンズデー』シーズン2の公開に合わせたこのメニューは、期間限定での提供となります。
ウェンズデーの独特な世界観を楽しみながら、スリル満点のミステリーソースを味わえるこのメニューは、ファーストフードの枠を超えた新しい楽しみ方を提案しています。
『ウェンズデー』シーズン2のパート1は8月6日 (水)、パート2は9月3日 (水) よりNetflixで独占配信予定です。
( 情報・画像出典: The Wendy’s Company )
( 情報・画像出典: Wendy’s 🍔(@wendys) / Instagram )
( 情報出典: People.com )
『ウェンズデー』に関連する話題では、フランスのマクドナルドがNetflixドラマ『ウェンズデー』とコラボした限定メニュー「M x Mercredi」も紹介しました。黒い涙のソースや紫の限定ファンタなど、ダークでミステリアスな仕掛けが盛りだくさんです。


また、Netflixマレーシアによる『ウェンズデー』の世界観を体験できるポップアップ「Nevermore Academy: Malaysia Campus」も紹介しました。あの“ハンド”が街中に出没するなど、ホラーとユーモアが共存する世界がリアルに体験できます。


『ウェンズデー』のハンドに関連する話題では、ティム・バートン監修のもと制作された、NetflixとNubankのコラボキャンペーンも紹介しました。『ウェンズデー』の人気キャラクター“ハンド”に憧れる“足”が主人公です。


あわせてどうぞ!