

ハロウィンの夜、こっそり子どもたちに混ざってお菓子をもらいたい──。
その甘い夢がテクノロジーの力で実現しました。アメリカの人気キャンディブランド「Airheads」が発表したのは、大人専用のお菓子あつめロボット「デコイボーイ(Decoy Boy)」。
子どもの姿をしたロボットが、「トリック・オア・トリート!」と叫びながら、最大6.8kgのキャンディを収集してくれる夢のような発明です。
ハロウィンのルールを打破するデコイボーイ登場
「トリック・オア・トリートって、何歳まで許されるの?」
そんな疑問に、アメリカでは明確な答えが出ています。平均13.5歳が卒業の年齢。そして、大人が一人でお菓子をもらいに行くのは87%の人が“ちょっと変”だと感じるという調査結果も。
つまり、大人になった瞬間から「ハロウィン=もらう側」から「渡す側」へと一方的に変わるわけです。しかし同時に、ほぼ全員が「子どもの頃のトリック・オア・トリートが大好きだった」と答えたのです。
「トリック・オア・トリートをやりたいけど、やれない」。そんな大人たちの“封印された願望”を叶えるために、エアヘッズは「社会的カモフラージュ」を考案しました。


( 画像出典: PR Newswire )
子どものコスチュームをまとったロボット「デコイボーイ」をワゴンで引っ張ることで、「自分がお菓子をもらっているのではなく、子供の介添えをしている」という完璧な言い訳が成立するのです。
声でおねだり、時に交渉。まさかの“駄々っ子モード”も搭載
デコイボーイは、7〜8歳ほどの外見を持ち、ハロウィンの定番コスチューム(ゴースト、魔法使い、フランケンシュタイン)から選択可能。


このロボットは、頑丈な全地形対応ワゴンに乗り、最大約6.8kg(15ポンド)のエアヘッズを運ぶことができる実用的な仕様です。
さらに、子供の行動を模したユニークな機能を搭載しています。


( 画像出典: Airheads US / YouTube )
- 説得ダイヤル:お菓子を1つだけでなく、複数もらえるように家の人を「説得」(要求を繰り返す)するためのダイヤル。
- かんしゃくモード:緊急時にキャンディの回収を最大化するために、文字通り「かんしゃく」を起こすことで、駄々をこねるモード。
コスチュームを交換することで、同じ家に「違う子供」として再び訪れ、さらにお菓子を増やすという遊び心満載の裏技も備えています。
動画広告では、玄関先で「そのガレージ、2台あるのに1個だけ?」や「登録シール、期限切れてますよ」などの軽快なやり取りを披露し、楽しさを伝えています。
関連情報
今回の「デコイボーイ」は、ハロウィンの“年齢制限”という社会的なルールに対する遊び心あふれる挑戦です。
残念ながら、「デコイボーイ」は一般販売されていませんが、エアヘッズは本体が当たるコンテストを開催中です。
- 応募締切:2025年10月17日(金)正午(東部時間)
- 応募方法:公式サイトから、毎日応募が可能
- 対象:アメリカの50州およびD.C.在住の18歳以上
当選者には、本物のデコイボーイがプレゼントされるとのこと。
遊び心があれば、年齢なんてただの数字。あなたのハロウィンを、“再起動”してみませんか?
( 情報出典: Airheads Decoy Boy )
( 情報・画像出典: Airheads US / YouTube )
( 情報・画像出典: PR Newswire )
お菓子のユニークなキャンペーンでは、バレンタインのマーケティング予算をすべて“おじさん”のデート支援に投入し、バレンタインデーを「終わらせる」キャドバリー5スターの「Destroy Valentine’s Day」キャンペーンも紹介しました。知っているおじさんを推薦することができ、推薦されたおじさんには「デート手当」が支給されます。さらに、推薦者も報酬が与えられます。


また、アメリカの菓子ブランド「WARHEADS」が自社マスコットを爆破するという異例のプロモーションも紹介しました。販売数が増えるごとに派手に爆破される演出です。


ハロウィンシーズンの話題では、米Cinemarkが限定販売する、マイケル・マイヤーズ、ペニーワイズ、チャッキーの“頭”を模したポップコーンバケット「CINEMERCH: TERRIFYING TUBS」も紹介しました。ディテールへのこだわりが、スクリーン外でも恐怖を演出します。


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