空気が抜けたシャチ、カメ、イルカ!? 浮き輪などによる海洋プラスチック汚染に対するキャンペーン!!

旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会の海洋プラスチック汚染キャンペーンの画像
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毎年、何百万ものインフレータブル(空気を入れて膨らます浮き輪やボートのこと)が行楽客によって捨てられています

これらは海洋のプラスチック汚染の一因となり、海洋生物や生態系に深刻な脅威を与えています

旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会は、空気が抜けたシャチやカメ、イルカのビジュアルを用いてこの問題を訴えるキャンペーンをおこなっています。

目次

旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会の海洋プラスチック汚染に対するキャンペーン

旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会の海洋プラスチック汚染キャンペーンの画像

トーマス・クック社と海洋保護協会は、ビーチに休暇中のアイテムを捨てる人々への意識を高めるために、空気が抜けて取り残された動物たちの絵を描いた。

McCann Birmingham が制作したトーマス・クックの屋外広告は、ビーチでの楽しみと、放置された廃棄物が海洋生物に及ぼす環境影響との印象的な対比を描いている。

Thomas Cook deflates dolphins to show impact of inflatables
旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会の海洋プラスチック汚染キャンペーンの画像

広告では、シャチやカメ、イルカが半分空気が抜けたインフレータブルとして描かれています。

キャンペーンの目的は、放置されたインフレータブル製品が環境に与える影響についての認識を高めること

旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会の海洋プラスチック汚染キャンペーンの画像

これは、YourSayPaysが委託した調査の結果に続くもので、休暇旅行者の3分の1以上(37%)が英国内および海外旅行のためにインフレータブルを購入しているが、休暇後にインフレータブルを再利用またはリサイクルすると答えたのは調査対象者のわずか半数(47%)であったことが明らかになった。

さらに、トーマス・クックはホテルと協力して、ホテル側も貢献するよう奨励しており、アンケート回答者の34%は、ホテルに適切な設備があればインフレータブルをリサイクルする可能性が高くなると回答している。

Thomas Cook deflates dolphins to show impact of inflatables
旅行会社トーマス・クックと海洋保護協会の海洋プラスチック汚染キャンペーンの画像

( 画像出典: Thomas Cook: Deflatables • Ads of the World™ | Part of The Clio Network )

海洋保全協会のエンゲージメント・コミュニケーション担当ディレクター、Jennifer Mitchell氏は

トーマス・クックのキャンペーンの厳しいイメージは、私たちのゴミと海洋生物がいかに密接に結びついているかを示しています。放置されたインフレータブルの環境への影響に対する認識を高めることで、廃棄されるインフレータブルの数を減らすことに貢献できることを願っています

と語っています。

さいごに

半分空気が抜けたインフレータブルのシャチやカメ、イルカのビジュアルはショッキングです。
待ち時間が長くなりがちなバカンスシーズンの空港に掲載されていたら、訴求効果が高そうですね。

先日、リサイクルボトルからさまざまなアイテムをつくるハイネケンの「Waste-to-Wear」プロジェクトを紹介しました。

また、コカ・コーラの環境と健康への影響を批判するアートプロジェクト、「The Undrinkable Can」を紹介しました。

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