

フランスのバーガーキングが、思わず 「え?」 と二度見するほど印象的なキッズメニュー動画を公開しました。
見た目はカラフルで可愛らしいのに、どこか不穏。
このギャップこそが、今年の「全国いじめ防止デー」(2025年11月6日)に合わせて作られた、社会派キャンペーンの核になっています。
かわいらしさの中にある「おかしさ」──
King Juniorが問いかける子どもの日常
今回公開された45秒のキャンペーンフィルムは、いつものキッズメニューCMのような明るい空気 で始まります。
主人公の子どもが笑顔で King Junior を開封し、ナゲットやポテト、ジュースが並ぶ流れもいつも通り。
ところが最後に現れるのは、普段のキッズメニューではまず目にしない“ちぐはぐなアイテム” です。






形はおもちゃ風でかわいらしいのに、本来は子どもの日常とは距離があるカテゴリーをモチーフにしていて、そのギャップが見る人の心に強い余韻を残します。
映像は「子どもの世界に、どうしてこんなものがあるのか?」という問いを静かに投げかけ、社会の中の小さな不安をそっと照らします。
制作はフランスの広告代理店 Buzzman、監督は Lucie Bourdeu。
冷静さとユーモアを巧みに組み合わせたフランス広告らしいタッチが印象的です。
バーガーキング×Les Papillons、5年目の子ども支援プロジェクト
もちろん、これらのアイテムが実際に配られたわけではありません。
バーガーキングが伝えたかったのは、
「つらい行動やいじめが、子どもたちの身近な現実になってしまうことがある」 という静かな気づきです。
もうひとつ大事な目的が、子どもたちの声を守る取り組みを支えること。
11月6日の1日限定で、King Junior の売上すべてがフランスの子ども支援団体 Les Papillons(レ・パピヨン)に寄付されました。


この寄付は、同団体が学校やスポーツクラブに設置している Boîte Papillons(悩みを書きこめる専用ポスト) の増設に活用され、子どもたちが安心して気持ちを伝えられる場づくりを後押しします。
バーガーキングと Les Papillons の協力は今年で5年目。
単なる話題づくりではなく、継続した支援を前提にした取り組みだからこそ、“ショッキングなだけで終わらない”説得力が生まれています。
関連情報
バーガーキング・フランス のキャンペーンの特徴は、あえて キッズメニューCMの明るいテンション で進めながら、違和感のあるアイテムを登場させる点にあります。
ただ単に「いじめはいけない」と伝えるのではなく、「子どもにこんなものを渡す未来を許していいのだろうか?」 という問いを、視聴者にそっと投げかけます。
色合いはポップで楽しいのに、メッセージは鋭く刺さる。
この “見た目と内容のギャップ” が、最後まで目を離せなくなる理由になっています。
( 情報・画像出典: BURGER KING® FRANCE / YouTube )
( 情報出典: Packshotmag )
バーガーキングのキャンペーンに関連する話題では、アメリカとスリランカのバーガーキングが展開したハロウィン企画「モンスター・メニュー」と「フランケンシュタイン・バーガー」も紹介しました。オレンジと緑のバンズが主役の、国ごとに異なる“怪奇グルメ”が登場です。


また、恋人に裏切られた経験を“証人付き”で申告するとワッパーがもらえる、バーガーキング・ブラジルの「Corno Drive-Thru」も紹介しました。恋愛の傷も笑って癒す大胆な企画です。


バーガーキング・フランスに関連する話題では、人気アニメ『NARUTO -ナルト-』とのコラボキャンペーンも紹介しました。コラボキャンペーンでは、ナルトとサスケをテーマにした特別メニューが登場し、ファン必見の限定グッズも手に入りました。


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