ストレンジャー・シングスの異世界ホリデー：ホーキンス・クリスマスマーケットinベルリン

もし、クリスマスマーケットのイルミネーションがチカチカし始めたら、それはきっと単なる電飾のせいじゃない——

2025年12月、ベルリン中心部クアフュルステンダムが、ドラマの“裏側の世界”とゆるやかにつながります。

Netflixが手がける『Stranger Things – Marché de Noël de Hawkins（ホーキンス・クリスマスマーケット）』は、入場無料で楽しめる没入型イベントです。

80年代の空気感、細部まで作り込まれたセット、限定フードやフォトスポットがそろい、ファンはもちろん、シリーズ未体験の人でも気軽に楽しめる冬の特別体験として注目を集めています。

ホーキンス・クリスマスマーケット：80年代の懐かしさと「裏側の世界」の融合

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舞台はベルリン屈指の目抜き通り、クアフュルステンダム229番地。
ここに広がるのは、木製屋台やキャンドルではなく、ホーキンスの町を丸ごと再構築した没入型空間です。

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12月4日から30日まで開催されるこの“もうひとつのマーケット”は、入場無料のポップアップ体験。入り口を抜けると、日常から物語の世界へと一歩踏み込みます。

会場は赤を基調にした照明で統一され、ウィル・バイヤーズのリビングやシーズン5のWSQKラジオバンなど、細部まで作り込まれたセットが点在。

80年代のシンセサウンドが流れる中、懐かしさと少しのざわめきが同時に広がる——シリーズのファンはもちろん、初めての人でも自然と引き込まれる空間です。

恐怖を食べる？デモゴーゴン・ワッフルと争奪戦の記念マグ

グルメもこのイベントの楽しみのひとつ。

注目はデモゴルゴン・ワッフル。

イレブンが愛したワッフル文化を下敷きに、キャラクター造形をユーモラスに落とし込んだデザインで、写真映えを強く意識しています。味以上に、「体験の一部」として成立している点が印象的です。

ドリンクはホーキンス・パンチやホットチョコレートが用意され、限定デザインのマグカップで提供されます。

黒地に赤と白のドット絵で、デモゴルゴンやクリスマスツリーを描いたこのマグは大人気となり、追加生産が決まるほどの注目ぶり。返却すれば2ユーロが戻りますが、多くの来場者が“異世界みやげ”として持ち帰っているようです。

食とデザインが自然に結びつき、ここでも作品の世界を楽しむ体験が丁寧に作られています。