KFCのチキンレッグがスーパーカーに変身！？ クリスマス限定RC「Eduardo GT」登場

チキンの形をしたスポーツカーが街中をかけぬける——。

KFCスペインが2025年のホリデーに送り出した新作トイ「Eduardo GT（エドゥアルド GT）」は、チキンレッグをモチーフにした電動ラジコンカー。

数年前にミームから誕生した人気キャラ「Eduardo（エドゥアルド）」を、まさかのスポーツカーマシンとして蘇らせた、前代未聞のクリスマスギフトです。

KFCが生み出したチキンレッグ型スポーツカー「Eduardo GT」

KFCスペインのキャンペーンを語る時に外せないのが、チキンレッグのキャラクター「Eduardo」です。もとはSNS発のミームでしたが、香水やバーチャルペットへと広がり、いまではKFCスペインを象徴する存在になりました。

そのEduardoが、2025年冬に“GT”の名を冠する電動カーとして再登場。

「Eduardo GT」はチキンレッグをそのままスポーツカーにした限定トイで、こんがり揚がったもも肉のかたちをリアルに再現しながら、KFCらしい赤いリアスポイラーや赤を差し色にしたホイールをそなえた大胆なデザインが特徴です。

リモコン操作で動かせて、最大7分の連続走行もできるため、小さいながらもしっかり遊べる仕上がりになっています。価格は3.99ユーロ（約700円）と手に取りやすく、ホリデー気分を気軽に味わえる一品です。

ドア0枚・0年保証!? “高級車広告のパロディ”CM

キャンペーン映像を手がけたのは、KFCとたびたびタッグを組んできたクリエイティブエージェンシー「PS21」。

舞台となったのは、スペイン北東部のトッサ・デ・マル（コスタ・ブラバ）。地中海を望む曲がりくねった山道を、手のひらサイズのチキンカーが走りぬける映像は、まるで本格的な自動車CMのような仕上がりになっています。

静かな海岸線からゆっくりとはじまるオープニング。落ち着いた声で語られるナレーションは、「Y si por una vez, en lugar de soñar en grande, te atrevieras a soñar en pequeño.」
——「もし一度だけ、大きな夢を描くのではなく、小さな夢を描く勇気を持てたらどうだろう」 という一言が印象的です。

紹介されるスペックは「600mの航続距離」「ドア0枚」「0年保証」という徹底したユーモア路線。高級車広告の“お約束”をあえて小さく、そして軽やかにひっくり返す構成が、キャンペーン全体のトーンをより鮮やかにしています。

走るチキン、マドリードに集結！「Eduardo GT Grand Prix」

KFCは発売を記念して、11月28日にマドリードで「Eduardo GT Grand Prix」を実施しました。
参加者は自分のEduardo GTを手に、特設コースでタイムアタックに挑戦。ストリーマーのKarchezz（@Karchezz）が実況をつとめ、会場とSNSのどちらも盛りあがるイベントになりました。

優勝者には「チキン1年分無料券」、2位は「ポテト1年分無料券」、3位は「トウモロコシ（またはマッシュルーム）1年分無料券」という、KFCらしい楽しいラインナップ。（さらに、”管理者から皆さんへのちょっとしたキス”も！？）

会場演出にもこだわりがありました。表彰台にはチキンのシルエット入りトロフィーが並び、

コース脇にはスピードカメラをかぶったような人形やミニ警察車両が配置され、細部までユーモラスな雰囲気にまとめられています。

まるで“チキン版モータースポーツ”の世界がそのまま飛びだしたような光景でした。

全体としてとてもスポーティで写真映えする空気があり、KFCスペインが得意とする遊び心をしっかり形にする表現力が際立っています。