

バンコクの中心を流れるチャオプラヤー川に、突如として現れた2体の巨大なスピノサウルス。その背びれを波に揺らしながら、優雅に、しかし堂々と川を進む姿は、沿岸の観客たちを驚かせました。
この演出は、ハリウッド映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地(原題: Jurassic World: Rebirth)』の世界同時プロモーションの一環。東南アジアを代表する国、タイで行われ、SNSを通じて世界中の注目を集めています。
実物大スピノサウルスが水面を泳ぐ! バンコクの壮大なプロモーション
2025年7月2日、舞台はタイ・バンコクのチャオプラヤー川。プロモーション用に制作された2体の実物大のスピノサウルスが、川の水面を”泳ぎ”ました。
背中には象徴的な帆のような突起、鋭い歯をむき出しにした口、リアルな皮膚の質感まで再現されたその姿は、まさに本物が現れたかのような迫力があります。さらに、ただの展示物ではなく、フェリーと一緒に移動する演出が施されています。
この“ジュラシック・クルーズ”には、アジア各国から集められたセレブやインフルエンサーが乗船。映画の世界観に入り込むような没入型プロモーションは、参加者だけでなく沿岸に集まった人々を驚かせ、熱狂させました。
500人以上のタイ人クルーが支える『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、シリーズ最新作であり、新章の幕開けを告げる作品です。物語は前作から5年後を舞台に、巨大な三大恐竜のDNAをめぐるミッションが描かれています。そのロケ地の一つがタイであり、熱帯の自然や都市景観を活かした撮影が行われました。制作には、500人以上のタイ人クルーが参加しています。
ジュラシック・ワールド・リバース タイランド マーケティング | スピノサウルス @チャオプラヤー川
by u/billonel in JurassicPark
チャオプラヤー川でのプロモーションは、タイの魅力をより多くの人に伝えるためのきっかけともなっています。ハリウッドの技術と地元のクリエイティビティが結びつくことで、映画のリアリティがさらに深みを増しました。
関連情報
巨大恐竜が実際に都市を“泳ぐ”というだけで、十分に話題性があります。しかし、今回の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』のプロモーションは、それ以上に“映画の一部になる”という体験を観客に提供しています。この没入型の演出は、参加者に映画の世界観を直接感じさせ、特別な思い出を作ることに成功しました。
日本でも同様の体験型プロモーションが行われる可能性があり、今後の展開に注目が集まります。
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は日本では2025年8月8日公開予定です。
( 情報出典: Nation Thailand )
( 画像出典: Reddit )
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』に関連する話題では、映画の公開に向けて米国Regal Cinemasが発表した、限定アイテム「インキュベーター・デュアルコンテナ」も紹介しました。孵化した恐竜が潜むポップコーンバケツは、リアルすぎて今にも動き出しそうな完成度です。


映画のプロモーションに関連する話題では、ヨーロッパ最高層のビル「ザ・シャード」の頂上に、スーパーマン像が一日限定で出現したインスタレーションも紹介しました。映画のキャッチコピー「Look Up」をそのまま体現する大胆な演出です。


また、実写版『ヒックとドラゴン』公開に合わせてロサンゼルスに登場した、バス停の上の巨大トゥースレスも紹介しました。まるで本物のような造形が通行人を驚かせる、圧巻の屋外広告です。


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