

毒々しくて不気味なのに、なぜか欲しくなる──そんな感情を呼び起こすポップコーンバケツが、アメリカの大手映画チェーン「Cinemark」劇場限定で登場します。
2025年8月29日に全米公開予定の映画『The Toxic Avenger(悪魔の毒々モンスター)』リブート版に合わせて登場する、まるで有害廃棄物ドラム缶のようなこのバケツ。映画の世界観をそのまま具現化したような“中毒性のある”デザインが魅力です。
有害廃棄物ドラム缶がポップコーンに!? デザインの狂気に注目
今回発表されたポップコーンバケツは、映画のキーとなるモチーフである「有害廃棄物ドラム缶」を忠実に再現しています。
Time to make your popcorn TOXIC ☣️
— Cinemark Theatres (@Cinemark) July 25, 2025
Our #TheToxicAvenger popcorn bucket is coming to theatres soon 🤫 pic.twitter.com/3uHwD2g1nI
全体はくすんだオレンジに赤茶けた錆模様が施され、使用感や汚染された質感をリアルに表現。さらに、ドロリと流れ出す蛍光グリーンのスライムが、バケツをより一層「毒々しく」見せています。


ポップコーンを入れる容器としては少し食欲が失せそうなデザインですが、そこがまたこのバケツの魅力であり、ユーモラスな点と言えるでしょう。
バケットの側面には映画ロゴ「THE TOXIC AVENGER」が印字されており、反対側には交差した骨とモップのシンボル。


この“モップ”は、元清掃員である主人公を象徴しており、細部までファン心をくすぐる仕掛けが施されています。
蓋を開ければ…? 中も外も徹底的に“毒まみれ”
蓋のデザインにも手抜きはありません。中央には放射能の警告マークが大きく描かれ、危険物感を全力でアピール。


蓋を外すと、内側にもスライムとドクロのイラストが広がっており、まるでポップコーンの底に「何かが沈んでいる」かのような錯覚を覚えます。ポップコーンを食べ進めるうちにこのイラストが現れるという、遊び心満載の演出です。


この徹底した演出は、ただの映画グッズに留まらず、ホラー×ユーモアの絶妙なバランス感覚。映画の世界観そのものを“食べながら体験する”という、まさにアメリカン・ポップカルチャーの真骨頂です。
関連情報
本作は、1984年にトロマ・エンターテインメントが生み出したカルト映画『悪魔の毒々モンスター』の現代版リブート。主演はピーター・ディンクレイジで、事故で有害物質に落ちた清掃員が、超人的な力を持つミュータント・ヒーローへと変身し、悪を討つ姿を描いたホラー・コメディとなっています。
映画は2023年にファンタスティック・フェストで好評を博し、2025年8月29日に全米劇場公開が決定。原作の生みの親であるロイド・カウフマンも「オリジナル以上」と絶賛した注目作です。
このポップコーンバケツは、単なるノベルティを超えて、映画そのもののスピリットを体現したアートピースのような存在です。少々グロテスクで食欲をそそらないかもしれませんが、ユーモアと狂気を兼ね備えたデザインに、ホラー・ファンならずとも思わず手が伸びることでしょう。
( 情報・画像出典: Cinemark Theatres / X )
ポップコーンバケツに関連する話題では、映画の上映にあわせて登場した、AI人形ミーガンの顔型ポップコーンバケツも紹介しました。頭の中からポップコーンを取り出すという異色のプロダクトです。


ブラックユーモアあふれる演出に関連する話題では、ドラマ『デクスター:リザレクション』の配信開始を記念してブラジルで登場した「ドーナツ・デクスター」も紹介しました。血のような赤いグレーズと証拠品風の演出が、まるで殺人現場にいるような没入感を演出しています。


また、グラスに沈む“滲む赤”が印象的なOutback Steakhouseのカクテル「AUSSIE JAWSsie」も紹介しました。シャーク・ウィークに合わせたイベント限定で、サメの口から血のように赤いグレナデンが流れ出す仕掛けが遊び心満点です。


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