Blenderで他のオブジェクトの表面に沿った形状を作りたいけど、どうしたらいいの……?
そんな方におすすめなBlenderのチュートリアル動画を紹介します!
Blender Secrets さんのBlenderのチュートリアル動画「Modeling a Devil Fruit from One Piece – Blender Secrets – YouTube」では、人気アニメ「ワンピース」の悪魔の実をモデリングする方法を解説しています。
悪魔の実の基本形状の作成から、うずまき模様の作成、シュリンクラップモディファイアを使った表面への配置まで、具体的な手順が紹介されています。
シュリンクラップを活用してOne Pieceの悪魔の実をBlenderで再現
動画タイトル | Modeling a Devil Fruit from One Piece – Blender Secrets – YouTube |
動画時間 | 6:15 |
言語 | 英語 |
公開日 | 2024/10/12 |
配信チャンネル | Blender Secrets |
こんな人におすすめ | Blenderの基本をマスターして、さらにステップアップしたい初心者さん シュリンクラップモディファイアを使ってオブジェクトを変形させたい人 |
動画のポイント
悪魔の実の基本の形を作成
まず、悪魔の実のベースとなる球体を作成します。アイコスフィア(Icosphere)を使用し、サブディビジョンサーフェス(Subdivision Surface)モディファイアを適用することで、滑らかな球体を作ります。

この際、ビューポートオーバーレイ(Viewport Overlays)のCavityオプションを有効にすると、エッジが強調され、形状のモデリングや微調整が容易になります。
うずまき模様を作成
悪魔の実の特徴的な模様は、頂点を押し出して作成します。作成した模様は、カーブに変換することで厚みを加えたり、形状を調整したりできます。

形状が整ったら、カーブをメッシュに変換し、サブディビジョンサーフェスを適用して滑らかさを保ちます。さらに、うずまき模様の端が球状になるようにグリッドフィル(Grid Fill)機能を使ってメッシュの隙間を埋めることで、より美しい仕上がりが実現します。
うずまき模様を悪魔の実の表面に配置
うずまき模様をアイコスフィアの表面に沿わせるには、サーフェスデフォーム(Surface Deform)モディファイアを活用します。まず、平面を追加し、うずまき模様にフィットするように調整します。
次に、サーフェスデフォームモディファイアを適用し、平面にバインドします。その後、平面にシュリンクラップ(Shrinkwrap)モディファイアを適用して、アイコスフィアの表面に沿わせます。これにより、うずまき模様が果実の形にフィットします。

さらに、うずまき模様と平面を親子関係に設定することで、配置の調整がしやすくなります。この手順を繰り返し、アイコスフィア全体にうずまき模様を配置すれば、悪魔の実らしい見た目が完成します。
ヘタの作成
悪魔の実のヘタは、頂点を押し出して作成します。作成したヘタは、カーブに変換して厚みを加え、形状を調整します。さらに、ヘタの先端を尖らせるテクニックや、三角形の面を四角形にする方法も紹介されています。

まとめ
この方法を活用すれば、自分だけのオリジナルの悪魔の実をBlenderで作成できます。形状やうずまき模様の配置を工夫することで、よりユニークなデザインに挑戦するのも面白いでしょう。
うずまき模様の作成や配置に関するテクニックは、他のモデリングにも応用できるため、非常に参考になります。
今回紹介した手順は動画で詳しく解説されていますので、細かい調整方法を知りたい方はぜひご覧ください。また、Patreonでは35分の詳細な動画とブレンドファイルも公開されていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
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