フライドチキン無料、その条件は“ニワトリ”!?——KFCタイのユニークな祝祭

KFCタイが展開した“ニワトリを放てばチキン無料”キャンペーンの画像
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KFCタイが2025年7月に開催したのは、“ニワトリを放てばチキン無料”キャンペーン。”ニワトリ”に関するアイテムを見せるだけでチキンが無料でもらえる参加型イベントです。

一見ジョークのようなこの企画、実は世界的な「International Fried Chicken Day(国際フライドチキンの日)」を祝うために生まれたもの。
このキャンペーンは、タイの人々の創造力とユーモアを引き出し、対象のKFC店舗には“創造的なニワトリ”たちがあふれかえりました。

目次

KFCタイが祝う世界フライドチキンの日! ニワトリ愛が炸裂

キャンペーンの舞台は、2025年7月6日の「International Fried Chicken Day(世界フライドチキンの日)」。KFCタイは“ニワトリ”をテーマにした来店型イベントを、バンコク郊外のセントラル・ウエストゲートピッサヌロークプラーチーンブリーの3都市で展開しました。

このキャンペーンのルールは非常にシンプル。対象のKFC店舗でチキンを含むメニューを1品注文し、「何かしらの“ニワトリ(ไก่)”」を持参することで、ホット&スパイシーなフライドチキンが1個もらえるというものです。

そしてこの「ニワトリ」の解釈が、爆発的に広がったのが今回のユニークなポイント。

参加者たちは

  • ニワトリのぬいぐるみ
  • ニワトリ柄の米袋
  • ニワトリの漢字が入ったTシャツ
  • タイ文字「ニワトリ(ゴー・ガイ)」で始まる名前の身分証

などを持ち寄り、“ニワトリ愛”“発想力”を披露しました。

SNS上でも参加者たちのユニークな表現やアイデアが投稿され、わずか24時間で15000件以上のエンゲージメントを記録しました。

「創造力の開放」をブランド体験に変えるKFCタイの戦略

このイベントの肝は、参加者の「自分らしさ」を歓迎し、それが直接「報酬(チキン)」に変わる仕組みにあります。例えば、「ニワトリ」から始まる本名を持っているだけでチキンがもらえるなど、参加のハードルが非常に低いのです。

参加者は単にニワトリの絵を見せるだけでなく、ニワトリの鳴き声を真似したり、ニワトリ柄の米袋や文字練習帳のニワトリのページを持参するなど、発想は尽きることがありませんでした。

KFCタイが展開した“ニワトリを放てばチキン無料”キャンペーンの画像
KFCタイが展開した“ニワトリを放てばチキン無料”キャンペーンの画像

( 画像出典: kfcthailand / Instagram )

KFCタイのCMOは次のように語っています。

今年のフライドチキンデーの『ニワトリを放てばチキン無料』アクティビティは、予想以上に熱狂的でした。ファンの皆さんがクリエイティブな方法と笑顔で、自分たちの中のニワトリを呼び覚ましてくれたことを嬉しく思います。

このキャンペーンは、タイの人々がいかにクリエイティブで、そしてブランドとの交流を楽しむことに積極的であるかを改めて示しました。

関連情報

人と同じでなくていい。アイデア勝負で笑いを取ってもいい。
今回のキャンペーンでは、そんな“自由な表現の余白”を用意することで、参加者の“個性”と“ブランド”が強く結びついています。

あなたなら、どのように「ニワトリ」を表現しますか?

( 情報・画像出典: kfcthailand / Instagram )

( 情報・文出典: Brand Buffet )

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