中国・敦煌石窟の遺産を展示するWebサイト、「デジタル敦煌」を紹介します。
このサイトではゲームのように敦煌石窟の中を探索したり、壁画を見ることが出来ます。
VRにも対応しています!
敦煌石窟とは
敦煌石窟
敦煌郊外、鳴沙山の山腹にある石窟寺院。
敦煌石窟(トンコウセックツ)とは? 意味や使い方 – コトバンク デジタル大辞泉
4~14世紀に造営され、約490窟が現存する。
貴重な壁画や仏像・古文書・古写本などが出土、雲崗うんこう・竜門の両石窟とともに中国の代表的仏教石窟。
1987年、世界遺産(文化遺産)に登録された。
千仏洞。莫高窟まっこうくつ・ばっこうくつ。
敦煌石窟の中を探索したり、壁画を見ることが出来る「デジタル敦煌」
敦煌石窟の遺産を展示するオンラインデジタルプロジェクトです。
デジタル敦煌Webサイトの説明文には以下の説明があります。
敦煌石窟は、古代中国文明の輝かしい芸術の宝であるだけでなく、古代シルクロード上で行われた異なる文明間の対話と交流の重要な証人でもあります。
文化財保護の理念に基づき、このデジタル敦煌プロジェクトは、先進的な科学技術を用いて敦煌石窟および関連文化財の収集、処理、保存を含む全体的なデジタル化を追求しています。
写真、動画、3Dデータおよびその他の文献データを含むすべてのデータを統合し、多様かつ知的な洞窟文化財のデジタルリポジトリにまとめ、インターネットを通じて世界中で共有できるようにします。また、デジタル資産管理システムおよびデジタル資源科学のための支援システムも構築されます。
「デジタル敦煌」プロジェクトは今世紀において実証的な意義を持ち、その道のりは長いものです。
Digital Dunhuang – e-dunhuang.com
既存の成果を基に、我々は引き続き革新し、他者と協力しながら、敦煌の文化遺産の永続的な保存と持続可能な利用のために不懈の努力を続けていきます。
言語は簡体字と英語が選べます。
現在、30の洞窟、10の王朝、4430平方メートルの壁画面積のデータが300DPIの取得精度で掲載されています。
ページ下部から
- Digital Lab
- ClASSIC CAVES
- CLASSIC MURAL
の各コンテンツを閲覧できます。
Digital Lab – ゲームのようにインタラクティブに探索
開発にはテクノロジー大手テンセントが協力しているようです。
クリックすると解説動画が始まります。
動画が終わるとマウスで視点を動かせるようになり、ゲームのようにインタラクティブに説明を受けながら探索できます。
表示される選択肢を押すと新たな情報が表示されます。
私はVRが使える環境ではないので試せていませんが、Webの他にもVRでも利用できます。
VRだとより臨場感がありそうです!
ClASSIC CAVES – 洞窟内をマウス操作で探索
洞窟を選択すると、
洞窟内をマウスクリック、ドラッグ動作などで探索できます。
下に表示されているアイコンからVR表示、全画面表示もできます。
全画面表示だとより詳細が見やすいです!
さいごに
敦煌石窟の遺産を展示するWebサイト、「デジタル敦煌」を紹介しました。
バーチャルとはいえ、視点を動かしながら探索すると資料写真とは違う角度で見ることが出来て、より印象深いです。
私の環境では試せませんでしたが、VR環境ではより臨場感がある体験ができるでしょう。
先日、1800年代後半の西部開拓時代の写真を含む豊富な歴史的写真ライブラリを公開している米国地質調査局(USGS)のWebサイトを紹介しました。
あわせてどうぞ!
コメント