みなさんは、運転中にスマートフォンが鳴ると気になってしまう経験はありませんか?
チリでは、交通事故死者の3人に1人がスマートフォン操作が原因という衝撃的なデータがあります。
しかし、VMLという広告代理店が展開した「Social Wreaths」というキャンペーンにより、交通事故死者数が大幅に減少しました。
このキャンペーンは、チリの文化的シンボル「アニミタス」をSNSアイコンと組み合わせ、運転中のスマートフォン使用の危険性を訴えています。
交通事故防止の新しいシンボル:文化的シンボル「アニミタス」とSNSのコラボレーション
動画タイトル | Road Deaths Down 17% in Chile Following Innovative “Social Wreaths” Campaign from VML – YouTube |
動画時間 | 1:16 |
言語 | 英語 |
公開日 | 2024/12/12 |
配信チャンネル | Roastbrief |
動画のポイント
文化的シンボル「アニミタス」を活かした新しいアプローチ
「Social Wreaths」キャンペーンは、チリの伝統的な道端の慰霊碑「アニミタス」を基にしています。
このアニミタスは、交通事故で命を落とした人々を追悼するために飾られた花束のようなもので、チリでは良く見られるものです。
しかし、近年、ドライバーの注意を引くことが少なくなり、依然として交通事故が多発していました。
そこで、「Social Wreaths」キャンペーンは、アニミタスを使って交通事故防止を訴える新しいシンボルを作り出しました。
従来のアニミタスに、人気のスマートフォンアプリ(InstagramやWhatsApp、TikTokなど)のロゴを模した花束を飾り、スマートフォンの使用が事故の原因となることへの警鐘を鳴らしています。
SNSのロゴが伝える、運転中の危険性
このキャンペーンのユニークな点は、SNSという現代的なシンボルを使って、運転中のスマートフォン使用の危険性を訴えたことです。
チリでは、交通事故の3分の1がスマートフォンの使用によるものだというデータがあります。
アニミタスをアプリのロゴに変えるアイデアは、単なる警告にとどまらず、視覚的にドライバーの注意を引くことを目的としています。
また、日常的にスマートフォンを使用する人々に強いメッセージを送る狙いもあります。
さいごに
「Social Wreaths」は、事故が多発する高リスクエリアに設置され、全国的な祝日や旅行のピーク時に実施されました。
この取り組みにより、チリの道路死亡者数が17%減少したという結果が出ています。
これは、アニミタという文化的なシンボルを活用し、視覚的に訴えるメッセージが効果的に働いたことを示しています。
運転中の注意を引くことで、より安全な交通環境を実現する手助けとなったと言えるでしょう。
先日、ベネディクト・カンバーバッチ主演で、英国の年金基金が森林破壊を助長する企業に多額の投資を行っている現状を風刺的に描いた広告「Benedict Lumberjack」を紹介しました。
また、クリスマスのイルミネーションで安全運転を促す、シュコダの「クリスマス・スローゾーン」キャンペーンを紹介しました。
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