

さまざまなデバイスで実行されてきた古典FPS『DOOM』がまた新たな舞台で動きました。今度はなんと、調理家電 エアフライヤーです。
2025年のゲームイベント「Gamescom Latam 2025」で、食品ブランドのSearaがこのユニークな展示を行い、来場者の注目を集めました。
エアフライヤーで『DOOM』──Searaの遊び心満載の展示
「DOOMがエアフライヤーで動く」。
この一文だけでインパクトは絶大ですが、実際にプレイ可能なエアフライヤーが展示されたのは、Gamescom Latam 2025の食品メーカーSearaのブースです。
展示されたのは、液晶画面とコントローラーを内蔵した改造エアフライヤーで、来場者はこの家庭用電化製品で1993年にリリースされたクラシックなゲームを楽しむことができました。このユーモラスでクリエイティブなアプローチは、イベントの中でも特に注目を集め、ゲームと食文化の新たな融合を示すものとなりました。


( 画像出典: Seara Brasil • Instagram )
『DOOM』はすべてのもの上で動く
このキャンペーンは、1997年に公開された『DOOM』のソースコードを基にしたインターネットミーム「DOOMはすべてのもの上で動く」に触発されています。それ以来、熱心なファンたちは、計算機や医療機器など、さまざまなデバイスで『DOOM』を実行してきました。
iPod nanoでの『DOOM』プレイ
ATMでの『DOOM』プレイ
LEDビルボードでの『DOOM』プレイ
Searaのエアフライヤーもその仲間入りを果たし、ユーモアとノスタルジーを融合させた新たな体験を提供しています。
Searaの狙い—ゲーム市場への進出とブランド戦略
Searaは今回のイベントを単なる話題作りではなく、ゲーム市場への積極的な進出の第一歩と位置づけています。展示では、『DOOM』エアフライヤーに加え、以下のようなユニークなアクティビティも用意されていました。
- ピザ&ハンバーガーをテーマにしたエアホッケーゲーム
- 巨大なエアフライヤーを活用したポイント制ミニゲーム
- エアフライヤー対応食品の販売
- インフルエンサーとのコラボ企画
これらの要素を通じて、Searaは「ゲーム文化と食の融合」を見事に実現しました。ゲームを愛する人々に親しみを持ってもらいながら、ブランドの印象を強化することに成功しています。
関連情報
この『Doom』フライヤーは、実際には調理機能を持たず、展示専用に改造されたものです。しかし、ただのディスプレイ用ではなく、実際にゲームが操作可能でした。技術提供を行ったのはLeafbone社で、会場全体の演出や導線設計は、体験型イベントに定評のあるVOEが担当しました。リアルイベントとしての完成度も高く、訪問者はその中で『DOOM』を楽しむことで、意外性と楽しさを体感しました。
このようなユニークな体験はSNSでもまたたく間に広まり、多くのユーザーがその面白さを共有しました。ビジュアルのインパクト、ミーム文化との親和性、そして“やってみたくなる”参加型体験。この3点を押さえた企画は、SNS時代における理想的なバイラルマーケティングと言えるでしょう。
( 情報出典: Correio Braziliense )
( 情報出典: ADNEWS )
『DOOM』に関連する話題では、ボリューメトリック ディスプレイでゲーム『DOOM』を表示した動画も紹介しました。


ゲームに関連する話題では、インドネシアの「Haraku Ramen Halal」が開発した、3.5メートルの超ロングラーメン「The One Noodle」も紹介しました。ゲームを中断せずに楽しめる、ゲーマーのニーズに応えるユニークな商品です。


また、ピザハットカナダが発表した、3DプリントでDIYできるゲーム中にピザを温かく保つゲーム機アクセサリー「PIZZA WRMR」も紹介しました。


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