

この夏、マーベル・スタジオの新作映画『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』の公開に合わせて、アメリカの国民的スナック、ポップターツから幻のフレーバー「フロスティッド・ブルーラズベリー」が6年ぶりに復活します。
特筆すべきは、2025年に公開予定の実写版『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』のキャラクターたちが、お菓子の表面に直接プリントされたアメコミアートとして描かれている点です。
想像以上にポップでスタイリッシュな仕上がりで、まさに「食べられるポップアート」の誕生です。
年間20億個以上!
アメリカ人の胃袋を掴んだポップターツ
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ポップターツ(Pop-Tarts)は、アメリカのケロッグ社が1964年に発売した国民的スナック菓子です。薄いタルト生地に、いちごジャムやチョコレートなどの甘いフィリングがサンドされ、表面にはたっぷりのアイシング(フロスティング)がかかっています。
トースターで軽く焼くことも、そのまま食べることもできるこのスナックは、アメリカで「すぐに食べられる朝食」として広く親しまれています。年間20億個以上が消費されるほどの人気を誇り、さまざまな味のバリエーションが楽しめます。
ポップターツが映画『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』とコラボ
今回のポップターツは、ただの限定フレーバーではありません。なんと、焼き菓子のフロスティングの上にファンタスティック・フォーの4人のヒーローが洗練されたグラフィックで描かれています。
特筆すべきは、そのデザインテイストです。細密な写実画ではなく、アイコンのようなシンプルかつ力強い線画が特徴で、影やグラデーションを極力排したフラットで洗練されたスタイルです。まるでデジタルステッカーのようなビジュアルは、白いフロスティングの上で一層引き立ち、思わず食べるのが惜しくなるほどです。


背景には、それぞれの能力を象徴するエフェクトも描かれており、単なる「キャラ絵」にとどまらないダイナミズムを放っています。
- ミスター・ファンタスティックは、腕を伸ばした柔軟なポーズ。
- インビジブル・ウーマンは、半透明を感じさせる演出でミステリアス。
- ザ・シングは、岩のような肉体を強調した力強いポーズ。
- ヒューマン・トーチは、全身から炎を立ち上らせながら飛翔する姿。
どれもアクション感あふれる構図で、“お菓子の上のアート”とは思えないクオリティです。
見逃せないのが、キャラクターの周囲に描かれた背景エフェクトです。星型の閃光や火の粉、透明感のグラデーションなど、それぞれの能力や個性を象徴するモチーフがシンプルながら的確に配置されています。全体的に色数は抑えられているものの、視覚的な情報量は豊富で、まるでコミックの1コマのような印象を与えます。
さらに、ポップターツのパッケージ下部にはファンタスティック・フォーの「4」ロゴが自然に組み込まれており、情報性とデザインとしての統一感を両立させています。


関連情報
これらのデザインは、ブルーラズベリー味のポップターツに8種類のうちの1つがランダムでプリントされ、Walmart限定で販売されます。また、フロステッド ストロベリー味、フロステッド ブラウン シュガー シナモン味、フロステッド スモア味の特別パッケージにもファンタスティック・フォーのデザインが施され、こちらはアメリカ全土のスーパーマーケットで手に入ります。
さらに、対象のポップターツを10ドル以上購入すると、映画のチケットに使える5ドルのFandango Movie Rewardがもらえるキャンペーンも実施されています。
残念ながら、日本での正規販売は今のところ未定ですが、通販や輸入ショップで見かけた際には、ぜひ手に取ってみてください。
映画『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』は、日本では2025年7月25日(金)に劇場公開予定です。
( 情報・画像出典: Kellanova News )
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