アメリカ合衆国の画家、イラストレーターのノーマン・ロックウェルが作品制作用に撮影した参考写真を紹介します。
ノーマン・ロックウェルが真摯に作品制作に取り組んでいた姿勢がうかがえます。
アメリカの文化を温かく描いた画家・イラストレーター
ノーマン・ロックウェル
1894/02/03～1978/11/08
ノーマン・ロックウェルは、アメリカ合衆国の画家、イラストレーター。
軽いタッチでアメリカ合衆国の市民生活を描き、アメリカ合衆国で幅広い大衆的人気を持つ。
ノーマン・ロックウェル — Google Arts & Culture
ノーマン・ロックウェルの作品制作に使われた参考写真
( 出典: Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday )
彼の創作活動において、被写体の構図や比率を決めるのに参考写真を使うことは極めて重要でした。ロックウェルはスタジオやロケ地でこれらの写真を準備し、人物や小道具を好きな場所に配置し、写真家に写真を撮ってもらいました。そして、これらの写真をもとに、自分の好みの構図を作るためにそれらを貼り合わせていきました。
プロのモデルを使う代わりに、アーティストは友人や家族に代役を頼むことが多かった。彼らの位置、着ている服、姿勢、手振りなど、あらゆる要素が、できるだけリアルなストーリーを伝えるために使われた。
Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday
( 出典: Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday )
ノーマン・ロックウェルはアメリカの歴史における多くの重要な瞬間を生き抜き、それらを写実的なスタイルで記録し、大衆の賞賛を勝ち得ましたが、芸術界からはしばしば無視されました。
ノーマン・ロックウェルの生涯の概要 — Google Arts & Culture
( 出典: Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday )
ノーマン ロックウェルは、アメリカのボーイスカウトによって発行され、白人の郊外の中産階級の生活の典型的な産物であるボーイズ ライフ マガジンのイラストレーターとしてキャリアをスタートしました。
1916 年、彼は最初のイラストをサタデー イブニング ポストに投稿し、その後キャリアを通じて合計 323 枚の表紙を発表しました。
ノーマン・ロックウェルの生涯の概要 — Google Arts & Culture
( 出典: Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday )
ノーマン・ロックウェルの生涯の概要 — Google Arts & Culture
ロックウェルの作品は年齢とともにより政治的なものになった。 1964年、彼は人種的虐待を理由に連邦保安官に護送される黒人女子学生ルビー・ブリッジズの姿を描いた『私たち皆が生きる問題』を描いた。大統領時代、バラク・オバマはこの絵をホワイトハウスに設置させた。
( 出典: Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday )
ノーマン・ロックウェルの生涯の概要 — Google Arts & Culture
彼の絵の多くは幸せそうに見えましたが、ロックウェルはうつ病の時期に悩まされました。主治医はロックウェルに対し、「彼は幸せを描いているが、それを生きていない」と語ったと言われている。
( 出典: Norman Rockwell’s Reference Photos for His Famous Paintings ~ Vintage Everyday )
参考写真にはあった要素が最終作品には無かったり、逆に最終作品に新たな要素が追加されていたり。
その意図を想像しながら見ると興味深いですね。
さいごに
ノーマン・ロックウェルが作品制作用に撮影した参考写真を紹介しました。
ユーモラスな作品が魅力ですが、参考資料からは作品制作にかける情熱を感じます。
先日、1800年代後半の西部開拓時代を3D風のアニメーションGIFで閲覧できる、米国地質調査局(USGS)のWebサイトを紹介しました。
あわせてどうぞ！
コメント