

スウェーデン・ストックホルムのグスタフ・アドルフ広場に、日時計のように影を落とす金属製のひまわりのインスタレーションが登場しました。
このインスタレーションは、ストックホルム群島に位置するアート施設アーティペラーグで開催される展覧会「I Follow the Sun」のキャンペーンの一環として展開されています。
「金属製のひまわり」はアーティペラーグと「I Follow the Sun」への訪問を促す
スウェーデン・ストックホルムの広告代理店Sweetは、アーティペラーグで開催される展覧会「I Follow the Sun」に注目を集めるため、「金属製のひまわり」を用いた屋外キャンペーンを展開しました。
「I Follow the Sun」は、芸術におけるひまわりの役割を扱った共同展です。カール・ラーションやレナ・クロンクヴィストなどの北欧の芸術家の作品が、エミール・ノルデ、アイ・ウェイウェイ、アンゼルム・キーファーなどの国際的な芸術家の作品と並んで展示されます。


グスタフ・アドルフ広場のカルチャーボードには、金属製のひまわりが45度の角度で突き出しており、目を引きます。この金属の花は、日中に黄色い背景の上を移動する鋭い影を作り出します。その隣のポスターでは、通行人にアーティペラーグと「I Follow the Sun」への訪問を促しています。
太陽の動きに従う影のインスタレーション
影がどのように動くかを知るために、Sweet は太陽光の研究を行いました。この研究は、ひまわりのデザイン、正確な位置、角度の基礎となりました。
「展覧会のタイトルは『I Follow the Sun』で、私たちはキャンペーンが太陽の動きに従う方法を見つけたかったのです。その結果、影が展覧会の主人公であるひまわりのモチーフになるという、非常にシンプルな解決策が生まれました」と、Sweet の CEO である Daniel Rösth 氏は言います。


ひまわりは Sweet のデザイン チームによって描かれ、キャンペーンのために特別に注文されました。鋭い輪郭を実現するために、花は金属から削り出されました。
このインスタレーションは、現在「I Follow the Sun」のキャンペーンの一部として、ビルボード、デジタルチャネル、印刷物、ポッドキャスト、地下鉄などで見ることができます。
( 文・画像出典: Artipelag: I follow the sun • Ads of the World™ | Part of The Clio Network )
緻密な研究を経て作られたひまわりの影は、完全に背景に収まり、遠目には印刷された広告物のようです。
広告代理店が「I Follow the Sun」キャンペーンの動画をYoutubeに公開
広告代理店Sweetは、「I Follow the Sun」キャンペーンの動画をYoutubeに公開しました。
この動画では、金属製のひまわりのインスタレーションが制作・設置される様子や、時間とともに変化する影の様子を見ることができます。
制作中の様子


設置作業の様子




時間の経過に伴う影の様子






さいごに
アーティペラーグで開催される展覧会「I Follow the Sun」は2025年1月5日まで開催されています。
詳細は下記のリンクからご覧になれます。
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