イギリスのアードマン・アニメーションが手がける新作『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』では、悪役フェザーズ・マッグロウが再登場します。
BAFTA(英国アカデミー賞)が公開したYouTube動画では、アードマンの制作過程が詳しく紹介されており、フェザーズ・マッグロウのキャラクターデザインや手作りの温かみとデジタル技術の融合が取り上げられています。
3DプリンターやCGの活用も紹介されており、アードマン・アニメーションがどのようにこの作品を生み出したのか、その制作過程が紹介されています。
アードマンが語る新作『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』の秘密
動画タイトル | Feathers McGraw is back… How Aardman Animation brought Vengeance Most Fowl to life | BAFTA – YouTube |
動画時間 | 17:39 |
言語 | 英語 |
公開日 | 2025/01/02 |
配信チャンネル | BAFTA |
動画のポイント
フェザーズ・マッグロウの誕生秘話
動画では、フェザーズ・マッグロウのキャラクターデザインについて詳しく解説されています。
シンプルな形でありながら、照明によって内なる闇を表現している点や、わずかな動きで大きなインパクトを与える演出などが紹介されています。
特に、アニメーターがフェザーズ・マッグロウを動かす際の秘訣は「最小限の動き」であるという点が印象的です。
こだわりの手作業とデジタル技術の融合
アードマンは、手作りの温かみとデジタル技術を融合させるアプローチを採用しています。
『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』では、キャラクターやセットの多くを手作業で制作しつつ、3DプリンターやCGを効果的に活用しました。
例えば、大量のロボットノームを登場させる場面では、物理的なモデルとCGの両方を使うことで、膨大な数のキャラクターを画面にリアルに再現しています。
また、Unreal Engineを使った仮想セットを導入することで、監督がシーンを撮影前に確認できる新しい制作方法も導入されています。
これにより、制作の効率が向上し、より魅力的な作品が生まれています。
デジタル技術と手作りの融合が、アニメーションの新たな可能性を広げています。
ウォレスとグルミットの進化
「ウォレスとグルミット」シリーズは、長年にわたって愛され続けている人気シリーズですが、キャラクターのデザインは少しずつ変化しています。
制作チームは、過去の作品からの変化を意識しつつ、キャラクターの個性を保つことに注力しています。
また、アニメーションの過程で使用される道具や素材についても触れられており、細部にわたるこだわりが感じられます。
( 情報・画像出典: Feathers McGraw is back… How Aardman Animation brought Vengeance Most Fowl to life | BAFTA – YouTube )
さいごに
アードマン・アニメーションの新作『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』は、伝統と革新が見事に融合した作品です。
動画では、フェザーズ・マッグロウの照明や造形、ウォレスとグルミットの進化など、制作プロセスの一部が公開されています。
ぜひ、アニメーションの魅力を再発見してください。
新作『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』は、2025年1月3日からにNetflixで配信中です。
先日、「ひつじのショーン」「ウォレスとグルミット」の作者、ニック・パークが『ウォレスとグルミット』の誕生秘話について語った動画を紹介しました。
また、『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』における声優のキャラクター演技と制作の裏側に焦点をあてた動画を紹介しました。
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