恋愛ゴーストに贈る、“無言の復讐”キャンディ「Ghosted Sweethearts」

付き合ってたのに突然、音信不通になった。
メッセージも既読スルー、電話もなし…。

そんな“ゴースティング”体験に、アメリカの老舗キャンディブランドが、ユーモア全開のカウンターパンチを繰り出しました。

2025年のハロウィン限定で登場したのは、その名も「Ghosted Sweethearts」。

バレンタインでおなじみのハート型キャンディ「Sweethearts」が、メッセージを完全に消した真っ白なハートで“無言の反撃”を展開しています。

ゴースティングをテーマにした沈黙のキャンディ
「Ghosted Sweethearts」

「ゴースティング（Ghosting）」とは、主に恋愛関係において、突然一切の連絡を断ち、相手との関係を一方的に終わらせる行為のこと。SNSでの既読がつかなくなったり、約束をすっぽかしたりすることから、まさに“幽霊のように消える”ことに由来しています。

「Ghosted Sweethearts」は、そんな苦い経験に対し、“言葉のないキャンディ”というかたちで返すという、非常に現代的でブラックユーモアたっぷりなコンセプト商品。

通常、Sweetheartsキャンディには「LOVE YOU」「TEXT ME」などの短いメッセージが印刷されていますが、この特別版はすべて無言。沈黙だけがそこに存在します。

これは、「突然連絡が途絶える＝ゴースティング」を象徴しており、“あなたが黙ったから、私も黙る”というユーモアと皮肉が効いた逆襲のアイテムとなっています。

恨めしいあの人に「甘い復讐」を届ける斬新な仕掛け

「Ghosted Sweethearts」の特設サイトでは、「BUY（自分用に購入）」と「SEND ONE（相手に送る）」の2つの選択肢が用意されています。

特に注目すべきは「SEND ONE」の仕組みです。ゴースティングされた相手の住所がわからなくても大丈夫。購入後に届くリンク付きコードを、SNSや出会い系アプリ、DMなどで相手に送信できます。

相手がそのリンクを開くと、キャンディが手元に届く仕組みです。返事もなく去っていった相手に、メッセージのない“返答”を贈るという軽やかな皮肉を込めたギフトです。

販売価格は1箱約7.99ドル（約1,200円）で、10月31日23:59（アメリカ時間）までの限定販売です。時限コードの演出により、まるでキャンディまでもが“消えてしまう”ようなユニークな体験となっています。