ドイツの自然写真のコンテスト「GDT Nature Photographer of the Year 2024」の受賞作が発表！

GDT会員を対象とした写真コンテスト、「GDT Nature Photographer of the Year 2024」の受賞作が発表されました。

このコンテストはドイツ自然写真協会GDTが毎年開催しています。
1971年から活動している、ヨーロッパを代表する非営利の自然写真協会です。

「GDT Nature Photographer of the Year 2024」総合優勝作品は「Winter flood in a riparian forest（河畔林の冬の洪水）」

「GDT Nature Photographer of the Year 2024」は「鳥」「哺乳類」「その他の動物」「植物と菌類」「風景」「自然のスタジオ」の6部門に加え、特別部門「ドイツの河川風景」と「審査員賞」に分かれています。

2024年の総合優勝者は、特別部門「ドイツの河川風景」から Dieter Damschen 氏の写真「Winter flood in a riparian forest（河畔林の冬の洪水）」です。

Dieter Damschen 氏のコメント

冬が一番好きな季節で、お気に入りの被写体の一つがユネスコ生物圏エルベ川流域保護区です。
堤防際にあるこの広葉樹の河畔林には、構図にこだわった風景を定点観測で撮影しに行くことが多いです。
この場所にはとても詳しく、もう何度もすべてを見て撮影したような気さえすることがありますが、一見見慣れた場所でも驚くほど違う表情を見せてくれることにいつも驚かされます。

ここ数年は極端に水位が低かったのですが、2024年1月の待望の冬の洪水で、古くから生えるオークの木々が水没しました。
特にこの日の朝は、前夜の降雪と強風により、片側の木々の幹や枝には雪が付着していました。
その結果生まれたコントラストの効いたラインは、巨木たちの歴史を感じさせる構造を際立たせ、この一瞬特有のグラフィックな効果を生み出しました。

GDT Naturfotograf des Jahres 2024 – Die Ergebnisse

「GDT Nature Photographer of the Year 2024」他6部門の1位の作品

総合優勝以外に「鳥」「哺乳類」「その他の動物」「植物と菌類」「風景」「自然のスタジオ」の6部門の1位の作品も紹介します。