

カーネル・サンダースが、まさかの“赤ちゃん姿”で帰ってきました。
KFCタイは、2025年9月24日までの期間限定で、カーネル・サンダースの誕生日を祝うために限定フィギュアコレクション「ベイビー・サンダース・コレクション(Baby Sanders Collection)」を発売。
このコレクションは、チキン愛とポップカルチャーが融合したキャンペーンで、単なる商品展開にとどまらず、バンコク全体を巻き込んだポップカルチャーイベントへと進化しています。
赤ちゃん化したカーネル・サンダース!?
6種+1のミステリーフィギュアが話題沸騰
KFCタイが打ち出した「ベイビー・サンダース・コレクション」は、カーネル・サンダースを6体の異なるフィギュアに再解釈したもの。しかも、すべて“ミステリーボックス形式”で、何が出るかは開けてからのお楽しみです。


それぞれのフィギュアには、ユーモアとブランドの世界観が詰まっています。
- ベイビーバケット:チキンのバケツに落ちちゃった無邪気なカーネル
- クー・クー・サンダース:スーツを脱ぎ捨て自由なチキンライフを満喫
- チック・レーサー:フライドチキンの配達に全力疾走するレーサーカーネル
- シュリンプ&チル:シュリンプ浮き輪でリラックス中のご機嫌カーネル
- Zabb・デビル:KFCのスパイシーなWingz Zabbを擬人化した小悪魔
- シークレット“ザ・スローン”:1/26の確率で当たる、王座に君臨するレアフィギュア
特に「ザ・スローン」は、タイ国内で話題沸騰中で、コンプリート欲を刺激する仕掛けとなっています。


( 画像出典: KFC Thailand / X )
これらのフィギュアは、299バーツ(約1,400円)以上のコンボミールを購入することで、特別価格の79バーツ(約3700円)で手に入れることができます。
街に現れた2.7メートルの巨大ベイビーサンダースフィギュア
キャンペーンの話題性をさらに高めているのが、バンコク市内に出現した巨大な「ベイビーサンダース」フィギュアです。KFCは、高さ2.7メートルの巨大ベイビーサンダースフィギュアを6体製作し、バンコクのランドマーク(サイアムセンター、ジャイアントスイング、エメラルド寺院など)を巡回。これらのフィギュアは、まるでアートインスタレーションのような存在感を放っています。
— KFC Thailand (@kfcth) August 27, 2025
SNSには記念撮影の投稿が溢れ、公開からわずか1週間で2680万リーチと130万件以上のエンゲージメントを記録しました。観光スポットそのものがキャンバスとなり、「街ごと広告」に仕立て上げている点が非常にユニークです。
KFCのテレビCMが描く不完全なコレクション
KFCはテレビCMでも遊び心を展開。あと1体足りないコレクションに悩む主人公が、日常のあちこちで“空白”を見つけてしまう…というちょっとシュールな映像を公開しました。
このCMは、不完全なコレクションを巡る人間心理をユーモラスな“魔術的リアリズム”で描き、消費者の「もう一箱買いたい」という欲求を後押ししています。
関連情報
KFCタイの「ベイビー・サンダース・コレクション」は、食とアート、カルチャーを融合させたユニークなキャンペーンです。
CMOのSuhayl Limbada氏は、「世界が左へ行くとき、私たちは右へ行く」とコメント。既存の玩具ブランドとのタイアップではなく、自社のアイコンであるカーネルを“自分たちの手で”再構築する姿勢が新しいカルチャームーブメントを生んでいると強調しています。
これまでも「ニワトリ」を見せるとチキンがもらえる参加型イベントなど、独自の発想で話題を呼んできたKFCタイ。今後の“チキンだけじゃない”展開にも注目が集まります。
( 情報・画像出典: KFC Thailand )
( 情報・画像出典: KFC Thailand / X )
( 情報・文出典: Campaign Brief Asia )
KFCのユニークな限定商品に関連する話題では、KFCスペインと老舗キャンディブランド「Fresquito」が共同開発した、フライドチキンそっくりのキャンディも紹介しました。クリスピー衣を模したパウダーをまぶして楽しむ、遊び心たっぷりの限定商品です。


また、KFCスペインが発売した「たまごっち」をオマージュしたフライドチキン育成ゲーム「エドァルドチ」も紹介しました。


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