

街角で、まるでゲームセンターのような興奮に出会えるとしたら──そんなワクワクする仕掛けが、ギリシャ・アテネのバス停で実現しました。
AXE(アックス)の新作フレグランス「Cherry Fizz」のプロモーションとして、広告代理店Ogilvy Greeceが展開したこのプロジェクトは、単なる香水のサンプリングを超えた、遊び心満載の体験を提供しています。
アテネのバス停がクレーンゲームに! AXE Cherry Fizzの新体験
キャンペーンの舞台は、アテネにあるごく普通のバス停。しかし、その日だけは様子が違いました。
AXEの新作「Cherry Fizz」のプロモーションとして設置されたのは、巨大なクレーンゲーム仕様のバス停。キービジュアルには、ジューシーなチェリーと香水ボトルが描かれ、キャッチコピーは「Grab The Sweet!」という遊び心満載のフレーズが添えられています。
訪れた人々はQRコードを読み取ることで、ゲーム感覚で香りを“つかみ取る”チャンスを得ることができます。


見事成功すると、その場で新作フレグランスの試香紙(テスター)がディスペンサーから出てくる仕組み。この数分間の“遊び”が、香りとのリアルな出会いへと変わります。


SNSで広がる! AXEのクレーンゲームが生み出す新しい体験
今回のターゲットはZ世代。テレビCMや雑誌広告よりも、“面白い体験”をシェアしたくなる彼らにとって、このクレーンゲームはぴったりの設計です。
人々はただの広告を見せられるのではなく、能動的に「遊ぶ」ことでブランドと接点を持つことができます。特に香りという、視覚や聴覚では伝わりにくい商品特性を“体験”として提供する点が非常に秀逸です。


現地では「わざわざ寄り道して参加する人」も現れ、SNS上では動画や写真が多数シェアされ、話題が広がっていきました。
関連情報
これまでの香水マーケティングは、百貨店やイベントブースでのテスター配布が主流でした。しかしこの企画は、「香りを配るだけ」ではなく、「ゲームを通して体験させる」。そこに“報酬”として香水を提供することで、受動的なサンプリングから、能動的なブランド体験へと進化させています。
特に駅や商業施設など、日常の中にある“待ち時間”を活用する発想は、都心部との親和性も高そうです。
( 情報出典: BM Outdoor )
( 画像出典: Ads of Brands / YouTube )
ユニークなバス停広告に関連する話題では、映画『マインクラフト/ザ・ムービー』のプロモーションとしてフランス・パリで行われた、特別なペーパークラフト体験を提供するバス停も紹介しました。


また、実写版『ヒックとドラゴン』公開に合わせてロサンゼルスに登場した、バス停の上の巨大トゥースレスも紹介しました。まるで本物のような造形が通行人を驚かせる、圧巻の屋外広告です。


ユニークなプロモーションに関連する話題では、映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』公開に合わせて実物大スピノサウルスがバンコクの川に登場したプロモーションも紹介しました。恐竜が現実の都市空間を移動する、まるで映画のワンシーンのような体験型演出です。


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