オレオをバニラクリームで金継ぎ! 「OREO KINTSUGI」

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ビターなココアクッキーに白いクリームが挟まれたクッキー、オレオ。
美味しいですよね。

しかし、開封したらオレオが砕けていたという悲しい思いをした方も多いのでは?

そんな「悲しい体験」を「楽しい体験」に変えるキャンペーンがありました。
その名もOREO KINTSUGI

日本の伝統工芸の「金継ぎ」をオレオに転用し、よりおいしく完璧な「芸術」に仕上げました!!

目次

OREO KINTSUGI

OREO KINTSUGIは広告代理店 Leo Burnett Tailor Made が制作したキャンペーンです。

壊れた陶器や磁器を金や銀などを使って修復し、美しい模様を生み出す日本の伝統工芸、「金継ぎ」。
OREO KINTSUGIでは金の代わりに、バニラクリームを使ってオレオを修復し、おいしい「芸術」に昇華します!

OREO KINTSUGIの動画

日本の伝統工芸「金継ぎ」にインスピレーションを得た

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オレオは割れます。そこで同ブランドは、この問題を日本の古くから伝わる技法、金継ぎで解決することにしました。オレオのかけらをクリームで接着することで、割れたオレオに味と価値を加えます。金継ぎと同じです。

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オレオの「Kintsugi」マーケティング キャンペーンは、日本の古代の芸術からインスピレーションを得て、割れたクッキーという一般的な問題に取り組んでいます。Kintsugiは「金継ぎ」を意味し、割れた陶器を修理する手法で、割れた部分に漆をまぶしたり、金、銀、プラチナの粉末を混ぜたりして補修します。この技法は、アイテムを修復するだけでなく、割れた部分に美しさと価値を加えます。

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「OREO KINTSUGI」のチューブにはバニラクリームが入っています。

このバニラクリームをつかって割れたクッキーを「金継ぎ」します。

割れたクッキーを欠陥品ではなくユニークで特別なものとして再定義

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オレオは、割れたクッキーに対する否定的な認識を肯定的な体験に変えることを目指し、割れたオレオがさらに楽しいものになることを強調しました。オレオは、金継ぎの文化的意義と美的魅力を活用して、割れたクッキーを欠陥品ではなくユニークで特別なものとして再定義しようとしています。

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核となるアイデアは、オレオの割れを受け入れ、金継ぎの技法を模倣して、余分なクリームを詰めて「修復」することで割れを祝福することでした。これにより、味が増すだけでなく、割れたクッキーがそれぞれユニークで芸術的なお菓子に変わります

Oreo – Kintsugi (case study) – YouTube
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( 画像出典: Oreo – Kintsugi (case study) – YouTube )

OREO KINTSUGIはクッキーと一緒にAmazonで販売され、1日も経たないうちに完売
ソーシャルネットワークでのエンゲージメントは 340% を超えたとのこと!!

おまけ オレオのつくり方

オレオの製造工程を紹介しています。

年間販売数は、約340億個だとか!

さいごに

Leo Burnett Tailor Made が制作したキャンペーン、「OREO KINTSUGI」を紹介しました。

黒いココアクッキーにバニラクリームが映えて、まさに金継ぎした陶器のような出来栄え。
味的にもバニラクリームが増強されて、より美味しくなりそうです。

1日も経たないうちに完売したというのも、納得です。

先日、ババ・ニョニャ文化を表現したドールハウスのようなパッケージコンセプトデザインを紹介しました。

あわせてどうぞ!

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