

ブラジルの国民的漫画『モニカと仲間たち(Turma da Mônica)』が、まさかの“『鬼滅の刃』パロディ”を公式にリリースしました。作品名は『Lemon Slayer(レモン・スレイヤー)– Caçadores de Azedos(すっぱいもの狩人)』。そのコンセプトからして異彩を放っています。
レモンが命をつなぐ世界、夜な夜な「アゼド(酸っぱモンスター)」が襲う村、戦うのは“レモン刀”を手にしたモニカたち——この設定だけで、もう香り立つほどの異世界感。
このパロディ漫画は、ブラジルのマンガ出版社パニーニ・コミックスとMSP(Mauricio de Sousa Produções)の共同企画として登場。CCXP25(ブラジル最大のポップカルチャーイベント)で初公開され、大きな話題を呼びました。
『鬼滅の刃』×レモン!?
ブラジル発公式パロディ漫画『Lemon Slayer』
『鬼滅の刃』を真っ向からパロディ化した『Lemon Slayer』の舞台は、レモンの木が暮らしを支える幻想的な村。夜になると「アゼードス(Azedos/すっぱい化け物たち)」が襲来し、住民たちを恐怖に陥れます。主人公たちは“レモン刀(espadas limãoleiras)”を手に、秘密結社のレモン剣士「リモンレイロス(Limãoleiros)」として立ち上がるのです。
立ちはだかるのは、「鬼舞辻無惨」を思わせる姿のルーコザン(Loucozan)。“酸っぱさの支配者”を名乗り、禁断の酸味ジュースから怪物を生み出すという設定がユーモラス。環境や食文化へのメッセージまで込められたストーリー構造が、この作品のユニークな魅力です。


ビジュアルは、モニカたちが“『鬼滅の刃』風”の衣装に身を包む構成。緑と黄色のコントラスト、刀からほとばしる酸味のオーラ、そして何よりも“どこか香り立つようなデザインセンス”。本家の重厚な世界観を、明るくすっぱく再発酵させたポップカルチャーの妙技です。
本作は2025年12月にPanini Comics Brasilからハードカバー版で発売され、価格は89.90レアル(約2,600円)。CCXP25(ブラジル・コミコン)での発表時には限定カバー版も話題になりました。
『ストレンジャー・シングス』も“モニカ流”に再解釈『Trecos Estranhos』
MSPのパロディシリーズは、これまでも海外の人気作品との軽やかな融合で注目を集めてきました。2025年5月には、『ストレンジャー・シングス』をモチーフにした『Trecos Estranhos(奇妙なモノたち)』が発売されています。


レトロな80年代風フォント、闇に包まれた森、自転車で走る少年たち。月明かりに照らされるモニカと仲間たちの構図は、原作へのオマージュがひと目で伝わるビジュアルです。
物語では、「未知との遭遇」や「友情と恐怖」を、モニカ流に再構成。単なるオマージュではない『Trecos Estranhos』の成功が、次なる『Lemon Slayer』への布石となりました。
関連情報
『モニカと仲間たち』といえば、1960年代から続くブラジルを代表する国民漫画。半世紀を超えて愛され続ける理由は、その柔軟な遊び心にあります。今回の『Lemon Slayer』や『Trecos Estranhos』も、単なるパロディではなく、時代の象徴を“モニカ流”に組み替える創造的な試みです。
特に『Lemon Slayer』は、レモンを「生きるための希望」として描きながら、環境・農業・食文化といったテーマ軽やかに盛り込み、大人が読んでも味わい深い作品に仕上げています。
もし“酸っぱくて強い”ヒーローが気になるなら、パニーニ公式サイトをのぞいてみると、新しい魅力に出会えるかもしれません。
( 情報・画像出典: Loja Panini )
『鬼滅の刃』に関連する話題では、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』公開に合わせたプロモーションとして登場した、AMCシアターズの限定ドリンクカップ&ポップコーンバケットも紹介しました。キャラクターごとの日輪刀を再現したドリンクカップと、無限城をイメージしたポップコーン缶は、アメリカでも入手困難な人気ぶりです。


また、KFCフランスが展開した『鬼滅の刃』限定バーガーとTシャツも紹介しました。炭治郎バーガーはクリーミーわさび、禰豆子バーガーは照り焼き風味と、日本らしい味わいが特徴です。


『ストレンジャー・シングス』の話題では、セサミストリートとコラボした動画「If Sesame Street Was Set In Hawkins | Stranger Things」も紹介しました。セサミストリートのキャラクターたちが『ストレンジャー・シングス』の裏側の世界に挑む、ほのぼのホラーの短編パロディです。


あわせてどうぞ!


























コメント