

フランスのアーティスト集団Obviousは、脳波とAIを使って風景を再現するプロジェクト「Mind to Image」を発表しました。
このプロジェクトでは脳活動から視覚的なイメージを再構築し、独自のAIプログラムと組み合わせてアート作品を作成しました。
フランスのアーティスト集団Obviousの脳波とAIを使って風景を再現するプロジェクト「Mind to Image」
アーティスト集団 Obvious


( 出典: French art group uses brainwaves and AI to recreate landscapes – France 24 )
Obviousは、2018年にAI生成アート作品を40万ユーロ以上で販売したことで注目を集めたアーティスト集団です。
彼らは、AIを使って新たな表現方法を模索しており、これまでにも様々な作品を発表してきました。
Obviousの作品・活動
脳波から画像を生成した「Mind to Image」プロジェクト
彼らの最新プロジェクト「Mind to Image」では脳活動を解析し、それをAIプログラムに組み込むことで視覚的なイメージを再構築しています。
最新プロジェクト「Mind to Image」では、オープンソースプログラムMindEyeを使用し、脳活動から表示された画像を取得して再構成し、それを独自のAIプログラムと組み合わせてアートワークを作成しました。
彼らは 2 つの異なるバージョンを試しました。
1 つは写真を見て、MRI で取得した脳波を通じて単純に再現しようとしたものです。彼らはまた、書かれた説明に基づいて自分たちの想像したイメージを再現することも試みました。
それぞれについて、このプロセスを 10 時間にわたって何度も繰り返し、AI 用のデータベースを作成しました。
French art group uses brainwaves and AI to recreate landscapes – France 24
MRIで集められたObviousのメンバーの脳波を使用して、彼らは火山の噴火と流れる溶岩を描いたアート作品を生み出しました。


( 出典: L’imagination passée à la moulinette de l’IA et de l’imagerie cérébrale – Le Monde )
チームがMRIで収集したデータを整理するのに多くの時間がかかりました。
その後、Obviousがそれを彼ら自身のAIプログラムに入力しました。
このプログラムは一部にシュルレアリスムの影響を受けた特定の雰囲気を与えます。「2年前、こんなことがあり得るなんて信じられなかった」と、プロジェクトを支援した神経放射線科医のCharles Mellerio氏は述べました。
彼は、医用画像の品質の大幅な向上と、書かれたプロンプトから画像を生成できる生成AIの突然の出現によるものだと述べています。
French art group uses brainwaves and AI to recreate landscapes – France 24


( 出典: 【作品解説】サルバドール・ダリ「記憶の固執」 – Artpedia アートペディア/ 近現代美術の百科事典・データベース )
こちら、シュルレアリスムの代表的な芸術家、サルバドール・ダリ『記憶の固執』(1931年)とどことなく似ている気がします。
さいごに
フランスの芸術集団Obviousが脳波とAIを駆使して生み出した風景の再現アートは、10月にパリのDanyszギャラリーで展示されます。
今年は1924年にアンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表してから100周年にあたります。
AIを使ってシュルレアリスムに学んだ作品づくりをしてみるのも良いかもしれません。
先日、ダリ博物館が人工知能を活用して来館者がダリと会話できる「Ask Dalí」を立ち上げたという話題を紹介しました。


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