

人気テーブルトークRPG「ダンジョンズ & ドラゴンズ 2024 PLAYER’S HANDBOOK」のイラストがAIアート疑惑をかけられました。
このイラストはイラストレーター、キャラクターアーティスト、ストーリーテラーのKaterina Ladonさんが描いたものです。
Katerina LadonさんはAIの使用を否定し、制作過程の画像を公開しています。
「ダンジョンズ & ドラゴンズ」の公式が投稿したイラストにAI使用を疑う声
6月19日、人気テーブルトークRPG「ダンジョンズ & ドラゴンズ」の公式アカウント、D&D Beyond(@DnDBeyond)が「ダンジョンズ & ドラゴンズ 2024 PLAYER’S HANDBOOK」の情報を投稿しました。
Who else is excited about 384 pages of new and improved player options, equipment, spells, and more?! ✋ pic.twitter.com/ERB5SPRoAO
— D&D Beyond (@DnDBeyond) June 18, 2024
その投稿に、
“女を入れろ! ダサくてゲイっぽい女にしろ!”
その上、絵もダサい。 請求する金額を考慮すると、AIアートを使うのか?パス。
えっと…AIアート。
衝撃ですね。
WoTC はあまりにも多額の資金を失っているので、実際のアーティストに報酬を支払う代わりに AI を使わざるを得ないのでしょうか?
などAIの使用を疑う声があがりました。
イラストの作者、Katerina LadonさんがAIの使用を否定
このイラストを描いたイラストレーター、キャラクターアーティスト、ストーリーテラーのKaterina Ladonさんが自身のFacebookでAIの使用を否定し、制作過程の画像を投稿しています。
今朝、目を覚ますと大きな騒動に巻き込まれていました。新しいD&Dプレイヤーズハンドブックのために描いたイラストが公開された後、私のソーシャルメディアと受信トレイが炎上しています。人工知能を使用したと非難されました。
私はこの非難を非常に真剣に受け止めており、スケッチの段階を示したいと思います。この点については非常に透明であることを望んでいます。
いいえ、それはAIではなく、私のワークフローのどこにも使用していません。
私に箒やキッチンの椅子を使って自分の写真リファレンスを共有するよう求めないでください。
私はアーティストであり、プロとしての道を歩むために数十年間勉強してきました。AIが登場して以来、私は非常に厳格で批判的であり、その立場は全く変わっていません。
私はすべてを手作業で描いており、3Dさえも使用していません。それができないからです。しかし、自分自身や動物、友人の写真リファレンスを使用しています。
おそらく私は単純かもしれませんし、手作業の絵をあまりにも愛しているかもしれません。
この作品は全く完璧ではありませんが、完成させるために血を吐くような努力をしたことを保証します。私を長い間フォローしてくれている人たちは、私が環境作りがあまり得意ではないことをご存知でしょうが、ここではこの街を生き生きとダイナミックに表現し、個人的な理由で私の心に深く響く物語を伝えることに全力を注いでいます。
この冒険で私を見事に導いてくれた素晴らしいアートディレクターのBree Heissに感謝したいと思います。
この魔女狩りは私を悲しくさせます。
信じられないほど美しい新しい D&D マニュアルを楽しんでください。そして、その作品について何の証拠もなしにアーティストを無差別に非難しないでください。軽率な行動を 1 つ取るだけで、アーティストのキャリアを台無しにしてしまう可能性があるからです。
Katerina Ladon – I woke up this morning with a huge shitstorm. My… | Facebook
Katerina Ladonさんが自身のFacebookに投稿した制作過程の画像
さいごに
先日、同様にDCコミックスがAIを使用したとの告発を受け、Shazam、Wonder Woman、Power Girl の表紙を取り下げ話題になりました。


このとき使用を疑われたカバーアーティスト、Jingxiong Guo 氏も自身のインスタグラムに手描きのスケッチを投稿し、これらの主張に反論しています。
Autodesk社が行った調査において、クリエイティブ業界がAIスキルをポジティブに捉えている傾向が明らかになっています。


今後、この傾向はより強くなるでしょう。
一方で、AIアートに拒否感を抱く人々もいます。
ファンが映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に AI を使わないように嘆願し、プロデューサー兼共同脚本家がAIを使用しないことを約束するという出来事もありました。


AIを取り巻く環境は過渡期であり、新たな問題も生じています。
より一層動向を注視する必要があるでしょう。