

インパクト重視のスイーツがトレンドを席巻する中東・ドバイ。そんな中、「ドバイ・チョコレートバーガー」なる、もはや“食べるスイーツアート”とでも呼ぶべき新作が、SNSを中心に爆発的な話題となっています。
見た目はハンバーガーですが、中身はピスタチオムース、クナーファ、ブラウニーという甘党を魅了する構成。
ただ甘いだけではなく、伝統と現代、アラブと西洋、脳を混乱させるほどの要素をミックスしたこのスイーツ、大胆さと遊び心が詰まっています。
甘さのレイヤーで魅了する、B Labanの「ドバイ・チョコレートバーガー」
このデザート「ドバイ・チョコレートバーガー」を開発したのは、エジプト発の人気デザートブランドB Laban。
バンズの役割を果たすのは、イギリスの伝統的なケーキ「イングリッシュケーキ」。ふんわりと柔らかく、しっとりとした食感が、このデザートの土台をしっかりと支えています。


その中に挟まれているのは、
- とろけるピスタチオムース
- サクサクのピスタチオ・クナーファ(中東伝統菓子)
- ねっとり濃厚なベルギーブラウニー
仕上げには、温かいベルギーチョコレートソースを自分でかけるスタイルで、まさにスイーツ版ハンバーガー。


( 画像出典: B.Laban.uae / Instagram )
上から豪快にかけてもよし、ディップして楽しむもよし。まさにカスタマイズ可能な“スイーツ体験”が味わえます。
「盛りすぎ」が正義! ドバイ・デザート症候群の真髄
このドバイ・チョコレートバーガーの誕生には、ドバイの独特な食文化が深く関係しています。地元の人々が「ドバイ・デザート症候群(Dubai Dessert Syndrome)」と呼ぶこのトレンドは、「どれだけ派手で、どれだけ贅沢か」を競うかのように、ドラマチックで過剰なデザートが次々と生み出される現象を指します。
特徴としては、
- 層を重ねすぎて今にも崩れそうなビジュアル
- チョコやソースの“洪水”のようなデコレーション
- 食べられる金箔やクナーファの「王冠」など、過剰なアクセサリー
この「症候群」の背景には、ただ美味しいだけでなく、SNSで映える「スペクタクル」を求めるドバイの消費者の心理があります。
このドバイ・チョコレートバーガーも、まさにこのトレンドを体現する存在。見る人を驚かせ、写真を撮りたくなるようなビジュアルが、SNSでの拡散を加速させ、一躍人気者となりました。
関連情報
このドバイ・チョコレートバーガーには、「独創性があり食欲をそそる」という絶賛の声が上がる一方で、「あまりにも甘すぎる」との批判もあります。中には、「糖尿病が皿の上に乗っているようだ」というユーモアを交えた意見も。
しかし、この賛否両論こそが、このデザートが持つ魅力の一つとも言えます。人々が「これは何だろう?」と興味を抱き、つい試したくなる。そして、食べた後には誰かに話したくなる。この一連の体験こそが、このデザートが持つ最大の価値なのかもしれません。
価格は約30ディルハム(約1,200円)で、UAEのすべてのB Laban店舗で購入可能です。現地を訪れた際には、ぜひ一度試してみてください。
( 情報・画像出典: B.Laban.uae / Instagram )
( 情報・文出典: Gulf News )
( 情報出典: Curly Tales )
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