

地下鉄の壁がキャンバスだった時代——。
踊る線、跳ねる色、そして「アートはみんなのもの」というメッセージ——。
そんなキース・ヘリングのスピリットが、2025年の今、アブソルート・ウォッカ(Absolut Vodka)のボトル「アブソルート・ヘリング・アーティストエディション(Absolut Haring Artist-Edition)」に再び宿りました。
40年前に描かれた伝説的なデザインが、“乾杯できる3Dキネティックアート作品”として現代に蘇り、彼のアートを新たな世代に届けます。
キース・ヘリングのスピリットを再現した新作ボトル「Absolut Haring Artist-Edition」
アブソルートとキース・ヘリングの出会いは、約40年前に遡ります。
この出会いは、アンディ・ウォーホルの推薦によって実現しました。ヘリングが1986年に手がけたアブソルートのボトルアートは、彼の代名詞ともいえる太い線、鮮やかな色彩、そして躍動する人々で満たされ、 定番となりました。


今回登場する「アブソルート・ヘリング・アーティストエディション」は、1986年の広告ビジュアルを基に、立体的で躍動感あるデザインに再構築されています。


( 画像出典: The Absolut Group )
ボトル全体にはエンボス加工で施されたヘリングの「踊る人々」のシルエットがあり、手に取るたびにそのエネルギーを感じさせてくれます。
首元には手描き風のヘリングのサインと、創業者L.O.スミスの肖像を描いた手書き風メダリオンがあしらわれています。ヘリングのエネルギーあふれる作品は、アブソルートのアイコニックな青と見事に調和し、アートとお酒の融合を楽しむ新たな体験を提供します。
キース・ヘリングのエネルギーを感じるカクテル体験
新作ボトルに合わせて、アブソルートは「アブソルート・ヘリング・フィズ(Absolut Haring Fizz)」という特製カクテルを発表しました。このカクテルは、ニューヨークとアジアを旅したキース・ヘリングの感性を再現した味わいです。
セサミウォッシュのウォッカに、シトラスシャーベット、リンゴ&ジンジャーのフォームを組み合わせたこのカクテルは、黄金色にきらめくそのビジュアルも、ヘリングの1986年作品の配色を彷彿とさせます。


( 画像出典: The Absolut Group )
さらに、ヘリングの活気ある作品と限界に挑戦するスタイルを表現した「アブソルート・ヘリング・コリンズ(Absolut Haring Collins)」も楽しめます。こちらは、シトラスとスパイシーさが特徴のカクテルです。
アートを「飲む」という新しい体験を通じて、ヘリングの世界観を五感で味わってみてはいかがでしょうか。
関連情報
キース・ヘリングが一貫して主張していたのは、「Art Is for Everybody(アートはみんなのもの)」という思想。美術館だけでなく、地下鉄、街角、広告看板まで。すべてがキャンバスであり、すべての人が観客になれる——。
今回のアーティスト・エディションは、その思想を体現しています。高価なコレクションではなく、旅先の空港で誰もが手に入れられるボトルです。飲むことができ、飾ることもできるこのボトルは、自由と創造の象徴として、誰でも楽しむことができます。
「アブソルート・ヘリング・アーティストエディション」は、2025年7月から空港の免税店で販売が開始され、10月からは40以上の国で手に入る予定です。
特に、ロンドン・ガトウィック空港ではポップアップ自販機が設置され、ボトル購入者には限定のアブソルート・ヘリンググッズがプレゼントされる特別な体験が用意されています。
この機会に、ヘリングのアートが放つエネルギーと、アブソルートが提案する新しいカクテル体験を通じて、日常に彩りとインスピレーションを加えてみませんか。
( 情報出典: Absolut Haring )
( 情報・文・画像出典: The Absolut Group )
キース・ヘリングに関連する話題では、2025年に発売されるアメリカ郵便局(USPS)の新作切手も紹介しました。その中にはキース・ヘリングの作品をフィーチャーした切手も含まれています。


アートを身近にするプロダクトに関連する話題では、アメリカの「バンドエイド」がメトロポリタン美術館と提携し、葛飾北斎とウィリアム・モリスのデザインを取り入れた救急用品コレクションも紹介しました。


また、マリリン・モンローのヘアスタイルを再現したような見立てがユニークな「モンロー・アート・スポンジ」も紹介しました。遊び心あふれるデザインが魅力です。


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