Gu Yun Nyonya食品パッケージコンセプトデザインを紹介します!
作ったのはマレーシアの学生、Tey Yong Kangさん。
Tey Yong Kangさんはババ・ニョニャ文化をデザインに落とし込み、素晴らしいパッケージを作りました。
Gu Yun Nyonya食品パッケージコンセプトデザイン
ババ・ニョニャ文化とは
ババ・ニョニャ文化とは、簡単に言えば、
マレーと中華が混ざってできた文化のことです。15~16世紀に大陸から来た華人男性と、地元マレー系女性が結婚し、生まれた子孫のうち、男は「ババ」女は「ニョニャ」と呼ばれるようになりました。
★ババ・ニョニャ文化★ マラッカの旅 第3回 | MRC JAPAN
そして出来上がった新しい文化が、「ババ・ニョニャ文化」。
プラナカンとも呼ばれます。
(PERANAKAN:(プラナカン) マレー語で、「地元で生まれた」という意味)
( 出典: カラフルでインスタ映え抜群 シンガポールのプラナカン文化|iyomemo(いよめも) )
プラナカンの人々がつくった建築物は「ショップハウス」と呼ばれており、一目でそれと分かるユニークな外観をしています。ショップハウスは日本の長屋のように数件が隣接している造りで、一階を店舗、二階を住居とします。パッと目を引く鮮やかなカラーを使用したものが多く、インスタ映えスポットとしても人気です。ネオ・ゴシック様式やバロック様式などの西洋建築のスタイルを取り入れ、窓枠や門にヨーロッパ風の凝った細工が施されているものも多くあります。
カラフルでインスタ映え抜群 シンガポールのプラナカン文化|iyomemo(いよめも)
カラフルな可愛らしい建築物が印象的です
Tey Yong Kangさんが作ったババ・ニョニャ文化を表現したパッケージデザイン
こちらがTey Yong Kangさんが作ったパッケージデザイン。
ブランドの説明:
古韵坊 Gu Yun Treasure Corner は、伝統的な職人技を保存し、文化的に重要な製品、特に伝統的な食品を提供するマレーシアの地元店です。これらの食品は、独特の味、材料、製造方法を通じて、地域の豊かな歴史と文化を体現しています。課題:
ババ ニョニャは東南アジアで大切にされている文化遺産です。しかし、時が経つにつれ、若い世代の間でニョニャ文化に対する認識が薄れつつあります。解決策:
アイデアは、ババ ニョニャ ペストリーの文化的に重要な、視覚的に魅力的なパッケージを作成することです。デザインと構造は、ニョニャ文化の美学を強調しながら、消費者がおいしいペストリーを味わう際に、典型的なババ ニョニャの家庭に没入できる体験を提供します。最終結果:
Gu Yun Nyonya Food Packaging Concept Design by Student Tey Yong Kang – World Brand Design Society
最終パッケージには、典型的な 2 階建てのニョニャ スタイルの建物が描かれ、窓、ドア、壁には精巧な彫刻や模様が施され、ニョニャ文化のユニークな装飾芸術が表現されています。これらのディテールは、ニョニャの伝統と同義である精巧な職人技を体現しています。配色に関しては、青、ピンク、黄色などの鮮やかな色合いが採用され、暖かくお祝いムードを醸し出しています。ピンクの屋根がデザイン全体に活気を与えています。パッケージには、ドアや窓を開けて詳細な内部レイアウトを見せるインタラクティブな要素が組み込まれています。消費者のエンゲージメントと製品への関心を高めます。
( 出典: Gu Yun Nyonya Food Packaging Concept Design by Student Tey Yong Kang – World Brand Design Society )
中も印刷されていて、食べたあとも飾っておきたくなるデザイン!
さいごに
マレーシアの学生、Tey Yong Kangさんが作ったパッケージコンセプトデザインを紹介しました。
内部構造まで作られたパッケージは、ババ・ニョニャ文化のカラフルな色彩と相まってドールハウスのような魅力的なデザインになっています。
先日、『マンゴーの香りのする広告』と『パン屋さんの香りの切手』を紹介しました。
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